同窓会 SN
第3章 10年ぶりのアイツ2 和也
2-1
10年ぶりに会ったアイツ
翔は、IT関連の事業を起こし、成功を収めた青年実業家、「社長」になっていた。
見るからに高級そうな、でも決してこれ見よがしな下品な物じゃないブランド物のスーツにコート。
内側から滲み出る力強いオーラと
10年前より一層輝きを放つカリスマ性
見るからに、翔は人生の成功者だ
対して俺は・・・・・・
同級生という 対等な筈の立場で久しぶりに会ったって
毎日他愛もないことを話しては 笑ってたあの頃とは違うんだよな
俺達の歩む道は 大きく分かれて
まるで 別の世界にいるみたいだ