同窓会 SN
第28章 独占欲1 和也
やっぱり待ち伏せして、後をつけて来たんだ。
あんなに、翔が心配して、気をつけろと言ってくれてたのに 油断してた迂闊な自分を殴りたくなった。
どうしよう、いったんこのまま別れて翔に相談しようか。
いや、そこまで翔に心配や迷惑かけたくないし、こいつは頭の悪い奴じゃない。
話せば分かるだろう・・・。
「あのさ、はっきり言っとくけど、俺には彼女がいるし、本郷君のことは何とも思ってないから。この前、抵抗してないように思えたのは 貧血起こして力が入らなかったからであって、それを受け入れてるとか思われたら迷惑だ。」