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同窓会 SN

第28章 独占欲1 和也


1-4

俺の言葉を聞いた本郷君は 下を向いたまま黙ってる。


ど、どうした?
もしかして泣いてるのか?
それとも怒って、突然殴りかかってくるんじゃないだろうな。


でも顔を上げた本郷君は、さっきと同じように微笑んでいた。


「やだなぁ、二宮さん。冗談に決まってるじゃないですか、本気にしないで下さいよ。」


え?


「今会ったのもホント偶然ですから。あ、俺、これから彼女とデートなんで、それじゃ失礼します。」
「・・・・・・」


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