同窓会 SN
第28章 独占欲1 和也
あっけにとられている俺を残して 本郷君は足早に去って行ってしまった。
どういうこと・・・?
俺、からかわれたのかな?
さっきの不気味な感じは気のせいだったのか?
勿論それならそれで、てか、その方がいいんだけど・・・。
どっちが本心かわからないせいで どう対応したらいいのかわからない
しばらくボーっと立ち尽くしていた俺だけど、ふと時計を見るともうすぐ19時になろうとしている。
ヤバイ、思いのほか時間を取られてしまった。
翔が待ってる。
俺は駅までの道を走り出した。