同窓会 SN
第29章 独占欲2 翔
「いらっしゃい、・・・え?走って来たのか?」
「ん・・・遅く、なっちゃったから・・・。ダメだな、運動不足だ、ハァ~・・・、
明日からエレベーター使わずに 階段で登ろうかな・・・」
「ふふ、イイ心がけだけど 急にやるとバテるから 徐々にやれよ?」
「うん・・・、お邪魔します・・・あの、遅くなってごめん」
「いいんだけど、・・・会社でなんかあった?」
「ううん、会社は6時過ぎに出たんだけど、途中で・・・あ、」
ここで明らかに一瞬言葉に詰まった様子。
「おい、・・・何か隠そうとしてる?」
「あ、いや、してないよ。・・・あのさ、実はさっき・・・」
さっきされたという一連の会話を聞かされて
俺は大きなため息を一つついた。