同窓会 SN
第3章 10年ぶりのアイツ2 和也
その頃はまだ自分の気持ちを 単なる友情の延長上にある憧れだと思っていたけど、
卒業して、1年が経ち、だんだん高校の時の友人と会わなくなっていった頃、
俺は 翔への想いだけが特別なことに気づき、
この気持ちが友情じゃないことを はっきりと悟った。
これは・・・恋愛感情だ。
まずい。
俺はもう翔と会ってはいけない。
高校時代の友達には誰にも連絡しないままに携帯を変え、女の子と付き合い、
俺は 俺の日常から翔を追い出したんだ。
男を好きになるなんて・・・
俺はおかしい、どうかしてる。