テキストサイズ

同窓会 SN

第30章 独占欲3 和也



RRRRRRR♪


翔が携帯を見て、一瞬固まってからチラッと俺を見る。


「?どうした?仕事?」
「いや、なんでもない。ちょっと知り合いから」

「ふ~ん、で?出ないの?」
「あ、うん、出るよ・・・。 もしもし・・・?」


話しながら立ち上がり、キッチンの方へ行ってしまった。



なんだろ?
別に盗み聞きする気はないけど、俺に聞かれたくない電話か?なんて勘ぐってしまう。
あ、こんな自分が嫌だな。


ほどなく氷と酒を持って、翔が戻ってきた。

「もっと飲むだろ?」
「うん、サンキュー。で、なんだったの?元カノ?あ、それとも元カレ?」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ