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同窓会 SN

第30章 独占欲3 和也



とにかく こんなとこに立っていたって仕方ない。

翔の部屋に入って 翔を待つ間に、今のことをもう一度よく考えてみよう
タッチセンサーに合鍵を近づける
けど、何故か上手く作動しない。

そう言えば 最近ちょっと調子悪い時がある、って翔が言ってたっけ
それじゃ、と暗証番号を入れようとしたけど 俺の入れた4ケタの数字はエラーになった

あれ、・・・違う?
そうか、確かセキュリティ強化の為に 毎月変わるって言ってたんだ
その番号も聞いた覚えがある・・・ けど、何番だったっけ。
ちゃんと記憶に留めたはずなのに、動揺してるせいか思い出せない。


こんなとこで立ち尽くしてたら不審者みたいじゃん、と思うと余計焦る

何だっけ、何か語呂合わせで覚えたんだけどな、

でも、焦れば焦るほど 思い出す手がかりすら遠のいていくんだ


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