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同窓会 SN

第30章 独占欲3 和也


3-4

俺に宣戦布告をして気が済んだのか ソイツは帰っていったみたいだ。

「みたいだ」ってのは、
つまり俺はぼーっとしてしまって バカみたいにしばらくつっ立っていたからなんだけど・・・。

「なんだよ、一方的に・・・。俺が単なる普通の友人だったらどうするんだよ。翔が困るようなこと 勝手に他人に言いやがって…。」


だけど、アイツは俺の何かに確信を持ったから あんなことを言ったんだろうな。
危ないな、俺、自分では気づかないうちに そんな雰囲気出してるんだろうか。


だとしたら気を付けないと・・・。

翔は 経済雑誌にもインタビュー記事が載るような、IT業界では名の知れた存在になりつつある若手実業家だから。


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