同窓会 SN
第31章 独占欲4 翔
「何だよ、笑うなよ。・・・もういいよ」
「はは・・、ごめんごめん。馬鹿にしたんじゃなくて嬉しかったの。お前がヤキモチ妬いてくれてると思ったら」
「や、ヤキモチなんかじゃないよ」
「え?そうなの?じゃあ、何だよ?」
「何って…」
いつも俺ばっかりヤキモキさせられてきたのに、和也もこんな風にヤキモチ妬いてくれるんだ・・・
言葉に詰まる和也が可愛くて、早く安心させてやりたいような、でももう少し虐めてやりたいような気持ちになる。
その時、風呂のお湯はり完了を知らせるチャイム音がした。
「あ、お湯入ったぞ、風呂行こ。なっ。」