同窓会 SN
第31章 独占欲4 翔
4-2
二人で湯船に浸かりながら、俺はこの間の健永の告白まがいのことをきちんと説明して、
和也に聞いてみた。
「なぁ、お前も隠し事はいや?聞いたら辛くなるようなことでも全部知りたい?」
「・・・聞いたら辛くなること、あるんだ?」
「いや、健永とはホント何でもないよ。だけど、もしこれから、誰かと何かあったとしたら」
「ナンカ、って。・・う、浮気とか?」
「う~ん、勿論 浮気なんかするつもりはないけど。例えばの話だけど、酔ったはずみとか、不可抗力で何かあるとか、な。
そんな時、バレる前に謝ってほしい?それとも一生知らずに過ごしたい?」
「・・・わかんないよ、そんなこと。ほんとに一生知らずに過ごせるならいいけど、後から知ったらショックだろうな・・・ってぐらいしか。」