同窓会 SN
第33章 独占欲6 翔
6-1
和也が俺に執着し、俺のことを独占したいと思ってくれている。
もちろん俺も同じだ。
いや、多分俺の気持ちの方が ずっと強いんだろうな...。
俺は 和也を独占出来て、俺の力で幸せにしてやれるのなら 他の何を犠牲にして構わない。
例えコイツのことを想う、他の奴にどれほど恨まれようが。
そして世間に俺たちの関係が暴露されて、世界中の人間に糾弾されようが、俺は変わらず和也だけを愛し、ずっと守っていく。
それくらいの覚悟はとうにできているからな。
その時、携帯が鳴った。
...健永だ。
思わず和也と顔を見合わせてから、そのまま無視しておいた。