
同窓会 SN
第33章 独占欲6 翔
「どうしても...先生の事 好きなんです...」
「...ありがとう。お前の気持ちは嬉しいよ。...だけど、ごめん。俺はアイツじゃないとダメなんだ。
誰がなんと言おうと 他の奴じゃダメなんだ。だから...ごめんな。」
俺の返事を聞く前から、覚悟は出来てた、という表情の健永は
頷いて見せる
「はい・・・、わかりました・・・でも、あの・・・」
「何?」
言い難そうにしながら、でも これだけは言わなくちゃ、と決意の表情をした健永
その口からは 耳を疑う言葉が続けられた
「その...二宮さんのことなんですけど...。あの人、本当に 翔先生の恋人なんですか?
もしかして、まだ 前の彼氏と 続いてるんじゃないですか...?」
「...それ、どう言う意味?」
