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同窓会 SN

第33章 独占欲6 翔



「健永、怒ってないから...、もう謝らなくていい。だから言いたいことあったらちゃんと言ってみろ。...なっ?」
「ハイ...」

言葉に詰まりながらも 健永は一生懸命自分の気持ちを伝えてくれた。


兄のように慕っていた気持ちが いつの間にか変化したことに気づいたけど、誰にも相談できずに苦しんできたこと。

最近では気持ちを抑えきれずに会社やマンションの近くをうろついていたこと。
和也には言わなかったけど、ホントは 和也が何度かマンションに泊まりに来てることも知ってたこと。

そしてさっき和也と面と向かったら、この人には敵わない、と思いながらも 黙って引き下がることができなかったこと。


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