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同窓会 SN

第34章 独占欲7 和也



「離せよ」
「離しませんよ」

「離せって」

伊達にこの1ヶ月間、真面目に筋トレしてきた俺じゃない。
掴まれた腕を 反対にねじって振りほどくくらいの筋力はついてる。


「この前、はっきり言ったよな?俺はお前のことなんとも思ってない、って。」
「彼女がいるから。って言いましたよね。...でも、それ嘘じゃないですか。
今、出てきたマンション、社長のマンションでしょう?
何回も来てるし、泊まったこともありますよね。
社長の干渉の仕方も 普通じゃないと思ってましたが、やっぱり二人はそういう仲だったんですね...。
櫻井社長はIT業界では有名人だし、男の恋人がいるなんて知れたら仕事にも差し支えるんじゃないかと思うんですけどね...」


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