
同窓会 SN
第34章 独占欲7 和也
7-2
「・・・・・・」
黙っていたら肯定したことになる、と思いながらも俺は言葉を失ってしまった。
いつかはこんな日が来るかもしれない、と思いながらも、
結局 もしそうなったらどうすればいいか、なんてきちんと考えてなかったんだ。
「違う...。俺は...俺と翔は...ただの友人だよ」
力ない俺の言葉。
自分でも説得力がない、って十分わかる。
もっと考えろ、どう言ったら俺たちの関係を誤魔化せる?
もしそれが無理なら とりあえずこの場を凌ぐだけでもいい
とにかく、ここは穏便に
コイツが俺と翔の事を公にしないように 持って行かなくちゃ
