
同窓会 SN
第34章 独占欲7 和也
健永が翔に打ち明けたところによると
俺と翔の周りをうろうろし始めて数日後、本郷君に声を掛けられ
自分の事を二宮和也の恋人だと言った上で
“喧嘩したまま別れたような状態になってしまったが 自分としてはやり直したいと思っている。きっと向こうもそう思っているはずだ、今 二宮さんに迫っている邪魔な櫻井さんを遠ざけるためにも是非協力して欲しい”
と頼まれたそうだ
華奢な美少年ともいえる風貌の本郷君が涙ぐんで訴えるのに絆され、つい気を許し、今日の告白の事も相談するような形になってしまったのだと いう。
それを聞いた翔は これは危ない、ということで すぐにその芹沢さんという友人に連絡をして、二人してあの現場に駆けつけてくれたらしいけど...。
