同窓会 SN
第39章 秘密5 和也
なるべく落ち着いたトーンで話ができるように、俺は懸命に言葉を選び、ゆっくりと静かにさっきのことを話した。
時々、眉をぴくりと動かしたり、何か言いたげに口を開きかけたりしながらも 黙って最後まで聞いてくれた翔。
「あの・・・ごめん。俺、お前のこと信じてたんだけど、それでも・・・心のどっかで もしかしたら、って思って・・・」
「アイツがやめようとしなければ そのまま抱かれてたってことか?」
「そ、れは・・・わかんないよ・・・やっぱり嫌な気持ちはあるから、どっちにしても抵抗はしたと思うし」
「アイツが本気でヤル気になったら お前なんか簡単に押さえ込まれて抵抗なんてしたって無駄だよ」