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同窓会 SN

第39章 秘密5 和也



「え?ちょ、ちょっと待って・・・」
「ごめん、せっかくの誕生日に」

「だから、待て、って・・・。翔!・・・翔!」



俺がどれだけ引き止めても 翔はさっさと荷物をまとめて部屋を出ていってしまった。

後に残された俺は、呆然としてベッドに座ってることしかできず
せめて泣くまい、と 深呼吸して堪えようとしても うまくいかなくて、


後から後から溢れてくる涙を拭うこともせずに、何度もため息をつきながら 泣き続けるばかりだった。



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