同窓会 SN
第39章 秘密5 和也
5-2
初めて聞く話
そんなこととは知らずに俺は
翔だって俺に隠し事をしてるくせに、と・・・
「翔・・・」
「俺は、何億積まれたってお前を差し出すような真似はしない。・・・だけど、そう信じてもらえなかったのは俺のせいだな。俺のせいで、お前を危ない目に合わせたんだ」
「翔、違う。違うよ。俺、別にお前が俺を差し出すなんて思ってないよ。ただ、あの時は俺も気が動転して・・・」
「和也・・・俺、帰る。ちょっと頭冷やさないとおかしくなりそうだから・・・。お前はこのまま泊まっていけよ。」