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同窓会 SN

第40章 秘密6 翔


6-1

頭の中ではわかってる

和也は悪くない。
俺を思っての行動だし、前もって俺が注意しておけば 堤さんにおびき出されることもなかったはずだ。

パーティーで顔を合わせる危険性は充分感じていたのに 何とかなるだろう、何とかしてやれるだろう、と自惚れていた俺のせいだ。


でも、今は顔を合わせていられない。

アイツの手がお前のカラダに触れて、アイツの唇がお前の唇に重なったなんて
そんなこと想像したくないのに、

和也の胸についた赤い跡が 俺の心臓に突き刺さる

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