同窓会 SN
第40章 秘密6 翔
瞬時に頭に血が上り、深夜だと言うのに声を荒げてしまう
でも、このオヤジはしれっとした顔で
「それは櫻井さんがホントのこと言ってくれなかったからでしょう。あの時、自分のものだから手を出すな、と言ってくれてたらこんなことしませんでしたよ。あ、でも、それを知ってる、ってことは、二宮さんと何かありました?まさか何も悪くない二宮さんを責めたりしたんじゃないでしょうね?」
「・・・・・・」
言葉が出ない。
「貴方のために、と自分の身を差し出そうとまでした彼を責めたんですか?
・・・可哀想に。まさかこのまま別れるつもりじゃないですよね?そんなことをするなら 私ももう遠慮しませんよ」