テキストサイズ

同窓会 SN

第43章 秘密9 和也



そんな風に日曜日を過ごし、月曜日、出社した俺だったけど、
やっぱり翔は 声をかけようとはしてこない。

仕事に集中しようと思っても、つい翔のことを考えてしまう。
何やってんだ、俺



と、夕方になって 俺宛に電話が入った。

「二宮さん、1番に大野さんて方からお電話です。」

智だ。


「もしもし、お電話代わりました、二宮です」
「かず?」

「うん、智?」
「ごめん、車の中に携帯落ちてたんだけど気づくの遅れて・・・、これ、かずのだよな?困ってるだろ?ごめんな」

「いいよ、俺が悪いんだから・・・。で、取りに行きたいんだけど どこ行けばいい?」
「うん、俺、今日はちょっと抜け出せないから マネージャーに預けとくよ、連絡とって落ち合ってくれる?今、代わるから」



ストーリーメニュー

TOPTOPへ