同窓会 SN
第43章 秘密9 和也
「うん。・・・あ、あの、ごめん。ちょっと携帯落としてて手元に無かったから・・・」
「え?で、今は手元に戻ったのか?データ大丈夫?」
「あ、それは大丈夫。落としたといっても智の車の中だったから。で、さっき返してもらって・・・LINE 今見たんだけど・・・」
「ああ・・・あの・・・今、どこ?もしかして智と一緒?」
「いや、一人・・・、汐留の近く」
「じゃあ、そのままウチ来れる?何か食べた?」
「うん、さっき軽く食べた・・・翔は?まだなら何か買っていこうか?」
「俺は今、帰ったところだから お前が来るまでに済ませておくよ。」
「わかった、じゃあ・・・急いで行く、から・・・」
「うん、・・・待ってる・・・」
よかった・・・
もしかして まだ少しは怒ってるかもしれないけど
とにかく話をしよう、とは思ってくれてるみたいだ。
もっとちゃんと話をして、もう一度謝ろう。
いや、翔が 俺の気持ちを全部理解して 許してくれるまで、何度でも謝らないと。
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