
同窓会 SN
第46章 危険な選択2 翔
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おいっ!いつ誰がそんなことを言った?
今すぐここを飛び出して このオヤジの胸ぐら締め上げてやる!
そう思いながらも 身体は動かなかった
もう、俺はこの場の行く先を見届けずにはいられなくなっていたんだ。
和也がここまで来たのは 出版社からの資料を部屋に忘れたからとか言われて 仕方なくついてきたんだろう。
警戒してるのが分かる。
だけど、このタヌキオヤジの手八丁口八丁・・・
もし俺が和也を庇ってこいつに抱かれ・・・うう、考えただけで気持ち悪いけど。
もし、そうする、と言ったら・・・和也はどんな反応をするんだろうか?
俺は固唾を飲んで この会話の行く先を見守った、いや、聞き耳を立てた。
