同窓会 SN
第46章 危険な選択2 翔
ここで 堤さんが和也の身体に手を伸ばして その肩や腕を撫で始めた。
「スミマセン、俺貴方に触られても何も感じないんで、お互い楽しい時間にはならないと思うんですけど…」
無表情でそう言う和也。
だけど堤さんはお構いなしだ。
勿論それくらいでめげるワケないだろう。
「いいんですよ、今日はゆっくり時間をかけて二宮さんを開発するつもりですから」
目を伏せて小さくため息をついた和也を 堤さんが抱き寄せる。
あーっ、もう限界だ!
俺は思わず叫んでいた。
「ストーーーップ!!」
にや付いた堤さんと 目がまん丸になった和也が同時にこっちを見た。