
同窓会 SN
第47章 危険な選択3 和也
あぁ、思い出した。
俺、月曜日堤さんに100万払ったら ほとんど一文無しの上に借金200万背負ってんだ。
翔のためなら勿論悔いはないけど、現実は厳しいな。
ここ、払い戻したらいくらか返ってくるんだろーか?
なんていじましい事を 考えてしまいそうになる。
「おい、なんて顔してんだよ。俺がお前に300万なんて払わせるわけないだろ?」
「で、でもこれは俺が・・・」
「じゃなくて。お前 堤さんにからかわれたんだよ。オモチャにされたっていうのかな。あの人、最初からお前にお金払わせるつもりなんてないから」
「え・・・?どーゆーこと?」
