
同窓会 SN
第48章 危険な選択4 翔
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「く・・・ぅっ、ん・・・」
もはや 声が漏れるのを止めることも出来なくなってきた俺
真上から和也の頭が動き続けるのを見ながら、せめてもの抵抗で他のことを考えようとしてみる。
俺が指を差し入れてる茶色い髪が、俺の指の動きに合わせてさらさらと流れるように動く。
あぁ・・・和也の頭ってこんな形してるのか
日本人には珍しく前後に長い、いい形だ
なんだかつむじまで愛しいぞ・・・
って。
だめだ!
全然気が紛れない!!
「あぅ、ホントにもうダメ。和也。」
髪に差し込んでいた手に力を入れて 強引に和也の顔を引き剥がし、上を向かせる。
「もういいから・・・こっちきて」
