
同窓会 SN
第48章 危険な選択4 翔
一刻の猶予もなくなりつつある俺は
引っかかっていた服を手早く脱ぎ捨てて、
和也の下も脱がせながらベッドに横たわる。
「俺が消毒する、って言っただろ?」
額をくっつけてその顔を覗き込むが、
何故か和也は浮かない表情だ。
「ん?どーした?」
「そんなに・・・ダメ?」
「何が?」
「俺・・・下手だから いやなんだろ?全然気持ちよくなれないから・・・だからいつも・・・」
「え?ナニソレ?」
「だってお前いつもすぐにやめさせるから・・・。・・・あのさ、もっとこうして欲しいって言ってくれたら 俺・・・」
「バカ!」
「またバカって言う・・・」
いやいや、びっくりだ。
そんなふうに思ってたのか?
