
同窓会 SN
第49章 大阪1 和也
1-2
次の日
朝9時の新幹線。
黒のスーツに黒のタートルネックを着た
翔の横にいる俺は普段着だ。
けど、仕方ない。
翔のマンションに そんなに何着も
服を置いてあるわけじゃないんだから。
「俺、こんな格好だけどいいのかな」
「うん、別に何処へ行くわけでもないから」
告別式やお通夜、って程じゃないにしても
誰かの法事とかあるのかな、なんて考えたんだけど
それも違うのかな
でもそんな用事なら どっちにしても俺は参加できるわけないから
わざわざ連れて行くこともないか
