同窓会 SN
第49章 大阪1 和也
ちょっと驚いた顔をした翔、
いつものように眉毛をさげて笑うと
「お前にはなんでもわかっちゃうんだなぁ・・・」
「いや、そんなことないけど なんとなく・・・何、風邪?それともなんかあった?」
「うん・・・あの、明日俺、大阪に行く用事が出来ちゃったんだけど、もしよかったらお前も一緒に行ってくれないかな?」
「大阪?・・・いいけど、俺も一緒に行っていいの?用事あるなら俺、帰るけど」
「いいんだ。てか一緒に行って欲しい」
「わかった・・・行くよ」
「ありがとう」
いつもと少し様子が違うと思ったら
やっぱり何かあったらしい
何があったのか、なぜ急に大阪に行くのか
わからないけど、
言うべき時が来たら きっと翔の方から
言ってくれるだろう。
俺を必要としてくれるのなら
黙って傍にいてやりたい。