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同窓会 SN

第5章 10年ぶりのアイツ4 和也


4-1

翔が俺の肌に触れる
翔の指は 何か特別なもので出来ているみたいだ。
いつも俺のカラダも心も甘く痺れさせ、あっという間に 快感の渦の中に引きずり込む。


普段はなるべく普通に、というより素っ気無く見えるほどに 翔に甘えないように気をつけてる俺だけど、ベッドの中ではそんな余裕はなくなってしまう。


「はァッ、・・・ああ・・・、っん・・・」
「は・・ぁ、かず、なり・・・」


今日も 翔が俺の身体中を 余すことなく愛してくれる。

頭の先から爪先まで、時に優しく時に荒々しく、俺が今までに経験したことの無い悦びをくれるんだ。
俺はもう、気が狂うほどによがって、翔の腕にすがり付いて啼いてしまう。
翔が入ってくるその時だけは相変わらず少し苦しいけど、その後の信じられない快感といったら


「一度男を知ったらもう、やめられなくなる」
と言うのは 挿入する方の話だと思っていたけど、
実は、その言葉が真に指しているのはされる方のことじゃないか、と最近よく思うほどだ。


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