同窓会 SN
第51章 大阪3 和也
3-1
「・・・・・・」
冗談を言ってるようには見えない。
ホントにそんな体験したんだ・・・。
翔は男も女もたくさん抱いたことがあるとは言ってたけど、男に抱かれたことがある、っていうのは聞いたことなかった。
昔の話だし、過去のことに拘わるのはやめよう、と思っても やっぱりそれはショックで。
俺はなんと声をかけていいのかも分からずに黙り込んでしまった
「和也、・・・ごめん。ショックだった?」
「あ・・・いや・・・。あ、でも うん・・・ちょっとだけ」
「そうか、・・・そうだよな。ごめん、ホントは一生言わないでおくつもりだったけど
俺、いつも嘘や隠し事はいやだ、って言ってるくせに、と思ったら・・・な。」
「でも、そんな昔の話にこだわったりしないから・・・」