同窓会 SN
第52章 大阪4 翔
4-1
次の日、
頭も痛いし、身体も痛い。
・・・そして何より俺は傷ついていて、胸の奥の方が痛かった。
昔は大麻やコカインを持っていて 逮捕されたこともあるらしいし、私生活の深いところでは色々と問題もありそうな人だけど、それは俺とは直接関係ないことだし、少なくとも仕事をしている時の社長についてはその知識、技術、そして人間性においても 俺にとっては尊敬に値する人だったから。
「翔、大丈夫か・・・」
今更何を言ってやがる。
そんな気持ちで 俺は返事もせずに服を探したけど、俺の寝ていたソファーの周りには見当たらない。
「俺の服・・・は・・・」