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同窓会 SN

第53章 大阪5 和也



「そっか・・・。じゃあ、俺のこと紹介してくれよ。貴方のおかげでちゃんと想いを伝え合うことができて一緒にいるって。俺も感謝してるって・・・」
「和也・・・」


いつの間にか陽が傾いてきて、辺りが少しずつオレンジ色に染まり、風も冷たくなってきた。

でも、俺も翔も、まだまだそこから動く気になれなくて。


暮れゆく公園のベンチで、
辺りがとっぷり暗くなるまでずっと、俺は翔に寄り添っていた。

月の明りに照らされながら。


                                    

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