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同窓会 SN

第54章 大阪6 翔



あまり酔わないうちにホテルの予約をしようと スマホを取り出す。

日帰りになるかも知れない、とホテルも取らずに来てしまったけど
考えてみたら行楽シーズンの土曜の夜だ、これから部屋なんか取れるのかな?
キャンセル空きでもあればいいけど・・・と思いながら検索した結果 運良く部屋が空いていた。

よし、すぐにここを押さえなくちゃ、と 画面をタップしようとして、
待てよ、俺 何も考えずダブルを取ろうとしてるけどいいんだろうか、と気づいた。


さっき、俺の話を聞いてからしばらく和也は考えたふうだった。
今でこそ笑ってくれてるけど 最初は表情も固かったもんな。


ショックな内容だったに違いない俺の話を聞いたばかりの今夜、俺と一つベッドで寝てくれるんだろうか?

ここはツインの部屋にしたほうが、気を利かせることになるのか?


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