同窓会 SN
第54章 大阪6 翔
「和也・・・愛してる・・・」
「俺も・・・翔だけだ・・・」
さっき不安になったのを打ち消すように、
貪るように俺は和也を求めた。
上になり、下になり・・・体位を変えて何度も何度も
途中から むせび泣くような声を上げ始めた和也に 一層煽られて、
時には和也が逃げ出そうとするほど荒々しく腰を打ち付け、
時には「早く欲しい」「もっと奥まで」「もうイカせて」と懇願されるまで焦らして、
俺はその夜、二度三度と和也の中で果てた。
幸せだった。
この上なく幸せだった。
だけど、次の日。
目覚めたら、和也は消えていた。
END(第9部に続きます)