同窓会 SN
第55章 痕跡1 和也
とりあえず東京に戻った俺は すぐにマンションから当座の着替えや現金、その他必要なものを詰め、手近なネットカフェに入った
ブログをしていたくらいだ。
よく探せば必ず何かヒットするはずだと、ひたすら桑名さんのことを調べ続ける。
たぐり寄せる糸が途切れそうになっても 関係する業界の社名や人名から 俺でもたどれる糸を見つけ出し 根気よく調べた結果、桑名さんの過去の業績や色んな社会活動について情報を得ることができた。
以前 一緒に仕事をしていた人達のこともわかった
不審がられるのは承知で、それでも連絡を取ってみると 翔の事を覚えてる人もいて
会って話を聞かせてくれると言う
明日になったら 会いに行こう。
何でもいい、学生の頃の翔のこと
桑名さんのこと、聞かせてもらえるのなら どんな話でも聞きたい
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