同窓会 SN
第57章 痕跡3 和也
3-1
会社を休むのも2日が限界だった。
今日からは 新しいプロジェクトの打ち合わせも予定されてる。
翔は今日一日出かけてる筈だから
社内で不用意に顔を合わせることも無い
気を緩めるとすぐに翔のこと考えてしまいそうだけど
仕事中は切り替えて みんなに迷惑かけないように頑張ろう。
「おはようございます。迷惑かけてすみませんでした」
急に2日も休んだ俺に チーフはにっこり笑ってくれる。
「いいよいいよ、余裕ある時でよかったね。もう大丈夫?熱下がった?無理してない?」
「あ、はい、大丈夫です。今日からまた頑張ります。」
「うん、よろしく」
優しい言葉に胸が痛む。
ホントに真面目に頑張ろう。