同窓会 SN
第57章 痕跡3 和也
俺の言いたいこと、何となくは翔に届いてるかな
でも、全部を聞いたら 翔は何と言うか・・・
「だから・・・あの・・・。 怒らないで聞いて欲しいんだけど・・・・・・つまり、」
「和也・・・、俺も・・・多分お前と同じこと 考えてる」
「え・・・」
「全部見せたほうが いいのかも・・・って・・・」
「翔・・・。嫌じゃないの?俺、絶対嫌がられると思って・・・」
「お前の望みなら 何でも叶えてやる。・・・でも、もしかして 今回の事が起こる前からそうしたいと思ってたけど 言い出せなかった、とか?」
「ううん、違う。今までは こんなふうに考えたことなかった、それに多分これからも無いと思う」
「わかった・・・それならそれでいいんだ。
お前に無理や我慢させてたんじゃないなら。
じゃあ・・・今夜だけ・・・」
「うん・・・」
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