同窓会 SN
第57章 痕跡3 和也
絶対嫌がられると思ってた
「悪趣味だ」って
「嫌がらせか?」って
それならそれで仕方ない、って諦めるつもりだった
2人にとって、それが良い方法なのかどうか、
正直そんなこと俺にもわからないし
だけど、本当に翔にはなんでもわかっちゃうんだ
翔にシャワーを勧めておいて 俺は寝室で準備をしようとした。
だけど、準備なんて別に・・・。
いつもと同じものはいつものところに用意されている。
もしかしたら 俺の心の準備だけが できていないのかも知れない。
3日間 ずっとずっと考え続けて 俺が出した結論。
怖気付かないように 口にしてみる。
「俺が、翔を、抱く」