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同窓会 SN

第58章 痕跡4 翔



和也がローションを手に取るのが目に入る。
やっぱり一瞬どきりとする。

俺の身体が強ばったのを感じ取った和也が 俺を真っ直ぐ見る。
その茶色の瞳が俺を射抜く。


( ・・・怖い? )
( 怖くないよ )

( やめるなら今だよ、ここを過ぎたらもう引き返せない )
( わかってる、やめなくていい )


瞳と瞳、無言の会話

わかってる
2人とも やめたくないのは一緒だ


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