同窓会 SN
第5章 10年ぶりのアイツ4 和也
仕事は まあそこそこやれてるような気がするけど、
プライベートでは・・・
俺は 翔を楽しませてやれてるのかな?
幸せだと感じさせてやれてるのかな?
そんな考えは メビウスの帯のように、追い払ったつもりでもいつの間にかその姿をまた俺の前に見せて
無限に続くのかと思われるんだ。
こんなこと、考え始めたら止まらない
まだ早い時間だけど、俺はもう眠ることにして 風呂にお湯を張るためにバスルームへと向かった。
久しぶりにゆっくりとお湯に浸かり、気分が軽くなった後 寝る前に少し音楽でも聞こうか・・・とCDを選び始めた
そこへ携帯の着信音が響く。
「?」