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同窓会 SN

第59章 新年1 翔


1-1

「あー・・もう飽きた・・・」


いくら久しぶりの実家でも 正月3日にもなれば いい加減暇になってきて、今の俺の城へ帰りたくなってくる。

いや、正直に言おう、
俺はもう和也に 会いたくてたまらなくなってるんだ。



年末、仕事を持ち帰り マンションに缶詰になっていた俺と対称的に
「大掃除手伝えってうるさいんだよ・・・」なんてこぼしながら 速攻で実家に帰った和也。

もう一週間も 顔を合わせて無い事になる



漸く仕事を片付け、大晦日、やっと実家に顔を出した俺には
しつこく親父が酒の相手をさせようとする。


「どんだけ飲むんだよ・・・」

なんて言いつつ、これもホントにたまにしか帰らない俺に出来る親孝行かもな、と思い直し、なるべく両親とともに時間を過ごすように心がけながら正月休みを過ごした。


過ごしたけれども!
・・・もう十分 親孝行は出来たはずだ


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