同窓会 SN
第59章 新年1 翔
昼食を食べたところでもう限界となり、
少し名残惜しそうな母親に
「また来るから」と言って実家を後にした。
そしてすぐさま和也にLINE。
アイツはもうマンションに帰ってきてるのかな?
《 今から帰るんだけど まだ実家? 》
《 昨日こっちに戻ってきたよ 》
《 忙しい?これから行ってもいい?》
《 勿論、待ってる 》
休みボケした頭に刺激が浸透し、
身体に活力が漲る感じ。
俺って単純、と自分で笑える。
正月だし、ここは奮発して
美味いものでも手土産に持っていく事にしよう
何がいいだろうかと ウキウキしながら
俺は車に乗り込んだ。