同窓会 SN
第60章 新年2 和也
2-1
年末年始、5日間も実家にいて、
漸くマンションに帰ってきた。
いつも誰かがいて 賑やかなのもいいけど、
やっぱりここに帰るとホッとする
でも、確かに一人は落ち着くんだけど
この部屋にいると 今度は翔がいないことを
しみじみと実感したりして。
アイツは 大晦日ギリギリまで
マンションに残って仕事をしてると言ってたから
まだまだ実家にいるのかな?
いつ帰る?とLINEしてみようかと思ったけど、
なんだか会いたがってるのがみえみえみたいで
恥ずかしく、結局連絡はせずにゲーム三昧。
深夜を通り越してもコントローラーを握り続け、
外が明るくなり始める頃に
漸くベッドに潜り込んだ。