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同窓会 SN

第5章 10年ぶりのアイツ4 和也


「でも、ほんとどうして階段から落ちたりなんか・・・」
「うーん、それが 酔っぱらってたからよく覚えてないんだよなぁ。大した怪我じゃ無かったし、もういいや」


翔がどんな状況で階段から落ちたのか、退院した今になっても はっきり教えてくれないままだ。


そういえば、呼び出されて会ってたはずのクライアントとの仕事はどうなったんだろう?

まとまれば 結構デカい仕事になるはずだったんだけど、もしかしてダメになって、それで自棄になって酔っ払ったとか?

う~ん、あんまり想像できないシチュエーションだけど、どうやらあの話が流れたのは事実らしい・・・。そんなデカい話がまとまっていたら、部署の違う俺の耳にも入って来そうなもんだからな。



ま、直接俺に関係ある仕事じゃなかったし、いいんだけど
もしもそれで翔が落ち込んでるのなら、何とか出来ないかな・・・

なんてふと考えてしまった。


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