同窓会 SN
第5章 10年ぶりのアイツ4 和也
「それより、どうしてこんなことになったんだよ?
俺がどんだけ驚いたか・・・」
チクショー、安心したら涙が・・・。
掌で乱暴にぐいっと涙を拭うと 翔が俺の頭に手を乗せて 自分の胸に引き寄せる。
「ごめんな・・・心配かけて・・・」
優しいキス
こうしていつも俺は翔に癒されてる
「もういいよ、あの、腕が治るまで俺何でもするから・・・。あ、でも秘書の女の子の方が気も利くし、俺より役に立つか・・・」
「おい、俺がこのチャンスを逃がすと思うか?腕が治るまでは身の回りのことは全部お前に頼むよ。退院したって、着替えや身体を拭いてもらうことなんか まさか秘書の女の子達には頼めないからな」
「いや、向こうは喜んでやると思うけど。でも、ま、いっか。わかった、俺 何でもするから」