同窓会 SN
第63章 新年5 翔
・・・照れてるだけだ。
そんなこと分かってる。
だけどベッドの中とのこのギャップがなぁ~・・・
ま、そんなとこも可愛いんだけど
って、俺ホントにバカじゃねぇの・・・
ついいつもの癖でタクシーを止めようとして、イカンイカンと原宿駅に向かって歩き出す。
思えば俺も気が長くなったよなー。
昔はもっとカチンと来ること多かったし、イラッと来た時 それを抑えることも出来なかったのに
我ながら 色んなことに辛抱強くなり、和也の傍若無人とも思えるような言動も
「俺に甘えてんだな」なんてほくそ笑む材料となってるなんて・・・。