
同窓会 SN
第66章 新年8 和也
腰や背中に触れる手は優しいタッチながらも、診断はテキパキ
物腰柔らかく、老若男女に受けが良さそうな雰囲気だ
「あ、はい。ありがとうございます・・・」
「土日の間でも、我慢できないほど痛くなったらまた連絡をください。」
「ありがとう、助かったよ・・・」
「他ならぬ櫻井さんの頼みだからね。これくらいお安い御用だよ」
見つめ合い、にっこりほほ笑む二人
な、なんかしっとりとしたものが流れてないか?
「下まで送ってくる」と出て行った 翔の柔らかい笑顔が気になる。
・・・何だ?
俺,翔のヤキモチ体質がうつったのか?
それとも身体が弱って 心もヤワになってるのかも
そのうち痛み止めも効いてくるだろう、もう今日はこのまま寝てしまおうかな
ベッドで横になって丸まっていると しばらくして翔が帰ってきた。
